大学生活でどのような学修や課外活動に
取り組みましたか?
大学生活で特に力を入れていたのは、オープンキャンパスの企画・運営を行う学生スタッフの活動です。その中で学生スタッフが来場者とキャンパスライフ等について個別に話をする「学生なんでもトーク」というプログラムがあり、そこに来てくれた1人の高校生とのできごとが印象に残っています。
その高校生は、進学か就職かで迷っていたので、まずは将来就きたい仕事や、これから学んでみたいことなどを深く聞き取りました。インターネットで一緒に他大学のことも調べ、大阪商業大学の魅力を話したうえで、もし大阪商業大学で学ぶならと学部・学科も一緒に考えました。その後、また別の日にオープンキャンパスに参加してくれて、最終的に大阪商業大学に入学してくれたのです。入学後に「あの時はお世話になりました!」とお礼を言われ、高校生の進路決定に携わる大切な仕事をしているんだとやりがいを感じました。
就職活動では、どのような就職支援を
活用しましたか?
3年次の夏休みごろからインターンシップに参加するなどして、徐々に就職活動を始めていました。ただ最初は何から手をつければいいか全くわからず、何度もキャリアサポート室に通ってスーツの着方から教えてもらったほど。さらに履歴書の書き方に加え、面接の練習ではドアのノックの仕方やかばんの置き方など、基礎の基礎からつきっきりで教えていただきました。後から振り返ると、周りの同級生より早く就職活動を始めたことで、余裕を持って細かな点まで指導していただけたのだと思います。
また、自己PRや志望動機の書き方についても、キャリアサポート室の方と話しながら組み立てていきました。私が伝えたいことを深掘りするような質問をしてくださり、自分の強みや考えをしっかり整理できたのがよかったです。話すべきポイントや、より伝わる話し方・書き方についても丁寧なアドバイスをいただき、エントリーシート等提出する書類や面接での話し方を磨くことができました。
就職活動で印象に残っている
エピソードを教えてください。
私は47都道府県すべてに行くことを目標にしているぐらい旅行が好きで、もともとは旅行・観光業界の仕事にも興味を持っていましたが、就職活動では、これまでの経験や自分の力を生かせる場所で働くことを優先的に考えるようになりました。
キャリアサポート室の方からも、学生スタッフの活動で人前で話すことや自分の思いを発信することを多く経験してきたので、営業や広報で力を発揮できるのではないかと後押しをいただき、自信を持って就職活動に臨みました。
内定先である奈良県農業協同組合は、実家が農業をしていることもあり、幼い頃からイベントなどにもよく連れて行ってもらっていた馴染みのある会社。そのイベントの運営や取材等を行う広報活動や、農家さんへの営業などを通じて地域貢献ができ、地元である奈良の魅力をより広く伝えていけるのではないかと考えました。こうした思いをしっかり伝えられたことが内定につながったと思います。
就職活動を通じて学んだことや成長した点を
教えてください。
自己分析を通じて、自分をより深く知ることができたのがよかったですね。これまで心配性なところが短所だと思っていましたが、何事も一つひとつ丁寧に確認するところが逆に長所にもなり得るのだと気づいたことが印象に残っています。そして、就職活動を通じて改めて自分のやりたいことを整理し、今後目指したい姿も明確にできました。そのために今何をすべきかを考えられるようになったことが成長できた点です。
また、大学で4年間続けた学生スタッフの経験が大いに役立ちました。プレゼンを日常的に行い、話し方ひとつで場の雰囲気を変える経験をしたことが自信となり、堂々とした振る舞いにもつながったと思います。
将来の目標は何ですか?
大学4年間でたくさんのことにチャレンジしてきたので内定先でも色々なことに挑戦していきたいです。特に広報活動に携わりたいと考えています。イベントの取材や、奈良県農業協同組合が発行している広報誌「まほろば」に携われるチャンスもあると聞いており、とても楽しみです。SNSなど新しいツールを使った広報活動にも挑戦し、奈良県の魅力を新たに発見したり、奈良県の良さを多くの人に知っていただけるようにしたいですね。