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次代の社会を担うリーダーを目指して
内定者インタビュー

試験対策と自治体研究に取り組み、公務員試験に合格しました。
男性 内定者

大阪府庁

岸田 真拓さん

公共学部 公共学科 4年

2025年卒業

福井県立坂井高等学校 出身

※学年は2025年3月時点のものです。

大学生活でどのような学修や課外活動に
取り組みましたか?

元バレーボール全日本男子代表監督の植田先生のゼミナールで、スポーツと経営を組み合わせた「今後のリーダーに求められる資質」について研究しました。先生の著書を読んで自分の考えを発表していくというスタイルのゼミナールで、私としてはプレイヤー(従業員)とともに育つこと、そして組織の心理的安全性を確保できることが今後のリーダーに求められる資質ではないかという結論に至りました。この学修の中で、将来の大きな夢や目標を達成するために細かな目標を設定していくという方法に出会い、自分の生活の中でも強く意識するようになりました。
他に力を入れて取り組んだのは教職課程です。通常は1年次から履修を始めますが、私がスタートしたのは2年次。そのため想像以上に勉強量が多く苦労しましたが、4年次までずっと同じ仲間と一緒に学べたことで、最後までやり遂げることができました。教職課程で最も印象的だったのは、母校の高校で行った教育実習です。授業で教える内容だけでなく生徒からの質問に答えられるよう綿密な準備が必要で、生徒からは見えない部分を知ることができました。他に、保護者への連絡や調整業務、部活、会議など授業以外の忙しさも体感し、将来は公務員として教員の働き方改革に携わりたいという目標もできました。

就職活動では、どのような就職支援を
活用しましたか?

私は何か一つ挑戦したい業種や職業があるというよりは、大きな組織の中でさまざまな仕事をしてみたいという考えがあったため、入学前から漠然と公務員が向いているのではないかと考えていました。実際に公務員を目指そうと決めたのは3年次の4月で、大学の公務員受験対策講座を受講して勉強を進めていきました。公務員試験は科目数が多く、独学で合格するのは難しいと感じていたので、講座ではそれぞれの科目の先生に質問できるのがありがたかったですね。まず講座で学び、その後自宅で復習して過去問を解き、わからなかった箇所を先生に質問に行くというサイクルで知識を身につけていきました。大学の図書館をよく利用したことも良い思い出です。みんなが静かに勉強している環境だからこそ集中できましたし、モチベーションも上がりました。他に役立ったのはキャリアサポート室で論文の添削サポートです。「話の筋は通っているけど無難な印象を受けるから、もっと自分の経験や考えを入れてみては」というアドバイスをきっかけに、自分らしさを意識した論文にブラッシュアップできました。

就職活動で印象に残っている
エピソードを教えてください。

内定先の大阪府庁の面接に、自治体研究を深く行って臨んだことです。公務員にはさまざまな仕事があり、必ずしも希望の部署に配属されるとは限りません。私は授業でスポーツ教室の企画・運営をした経験を活かしたいと考え、イベント関連の部署を志望していますが、他にどのような業務に関心があるのかという質問に事前の研究を活かすことができました。具体的には、都市部以外でのデジタル化推進として、府内の自治体間で連携が取れるシステムや、府民が居住地とは異なる自治体の窓口を利用できるサービスを駆使する…という内容です。自分がしたいことを伝えることももちろん大切ですが、それ以外の業務に就く可能性も理解し、視野を広げて細かなことまできちんと調べている姿勢をアピールすることができました。

就職活動を通じて学んだことや成長した点を
教えてください。

合格者が集まる会に参加した際、試験の倍率が10倍近かったことを知り、素直に自分の頑張りに自信を持てました。合格者がいわゆる有名大学の学生ばかりではなかったことから、公務員という人間関係が大切な仕事では、大学名よりも個々の能力や人柄が重要なのだとも実感しましたね。一方で、就職活動を通じて非常に優秀だと感じる人に出会うことも多く、これからもっと成長していかなければならないという思いにも新たになりました。
一人暮らしでアルバイトをしながら1日に5〜6時間の勉強を続ける生活は大変でしたが、支えになったのは地元にいる家族です。ビデオ通話などで顔を合わせながら話をする時間は安心できましたし、良い気分転換になりました。勉強のことには触れず、頑張れとも言わず、他愛ない話をしてくれたことがありがたかったですね。

将来の目標は何ですか?

入学当初は地元に戻って就職しようと考えていましたが、大学生活を送った大阪に愛着がわき、あえて地元ではない場所で挑戦したいと考えて大阪府庁で働くことを決めました。公務員は信頼の上に成り立つ職業です。自分の名前が残るような仕事は難しくても、大阪府のために最善を尽くしたいですし、府民からも職場の仲間からも頼られる存在になりたいですね。将来は教育実習での実体験を活かし、教育庁(教育委員会)で教員の働き方を改善する仕事をするのが目標です。授業以外の業務をサポートできる仕組みを作り、教員が授業に集中できる働き方を実現したいです。

受験生のみなさんへ

「やりたいことはあるけど、一歩踏み出せない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。私もそうでしたが、小さな勇気が道を切り開くと実感しています。私は地元の福井から知り合いがいない状況で入学し、入学式で思い切って声をかけたことで友達ができました。実は2年次で教職課程に挑戦したのも、その友達が誘ってくれたからなのです。また、大阪府庁への内定後にはキャリアサポート室でのアドバイザリースタッフも務め、同じように公務員を目指す後輩のサポートも行いました。大学生活では学年を重ねるごとにできることが増え、それが人としての成長にもつながりました。大阪商業大学は熱心に学生をサポートしてくれる大学なので、まずは勇気を持って一歩踏み出すことを大切にしてください。みなさんが目標を達成されることを願っています。

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