大学生活でどのような学修や課外活動に
取り組みましたか?
1年間の留学が必須となっているGETコースで学びました。高校時代から将来は英語力が必要な社会になるだろうと考えていたこと、それまで海外に行った経験がなく、日本以外での生活に興味があったことから留学を希望していたことが理由です。GETコースの留学は「英語を学びに行く語学留学」ではなく「英語で専門科目を学ぶ学部留学」をするのが特徴。つまり留学先では現地の学生と同じ授業を受けることになります。そこで留学前はTOEFLの点数アップに加え、リスニング・スピーキングの力を高めるため、ネイティブの先生と会話したり、留学生とのイベントに参加したりと、大学の中でもなるべく英語を話すことを心がけました。
そして、コロナ禍で予定より遅れて3年次の8月からアメリカの大学へ留学し、主に経営学を履修しました。授業ではディスカッションを活発に行い、自分の意見を言う機会が多かったことが印象に残っています。学外でも自分から話しかけてたくさんの友人ができ、日本とは異なる文化や価値観を学ぶことができました。留学中は周りに日本人がおらず、自ら積極的に情報を得ようと努力したことで、困難を乗り越えていく力がつきました。また、留学を機に挑戦することが苦手な自分を変えたいとも思っていましたが、それも実現できたと感じます。英語力も向上し、文脈や雰囲気をとらえて会話の内容を深く理解することができるようになりました。
就職活動では、どのような就職支援を
活用しましたか?
アメリカ滞在中の3年次の1月頃から就職活動を始め、オンラインで日本の企業の説明会や面接に参加していました。時差の関係で深夜に就職活動をすることが多く、体力的に苦労しましたね。そんな中、大阪商業大学のキャリアサポート室の方にもオンラインで相談に乗っていただいたり、面接の練習もしていただきました。エントリーシートや履歴書の添削では、自分で書いたものを事前にメールで送り、それを添削していただいてオンラインで一緒に確認しながらブラッシュアップしていきました。アメリカにいながら日本にいるのと同様のサポートが受けられたことで安心できましたし、海外から就職活動をする不安や、生活面でのちょっとした相談なども聞いていただけたことが大きな心の支えになりました。
就職活動で印象に残っている
エピソードを教えてください。
キャリアサポート室の面接練習で親身に指導していただいたことが印象に残っています。私は留学生活での経験をもとに、外資系企業かグローバル展開している日本企業で流通や物流に携わりたいと考えていました。というのも、アメリカでは日本のようにインターネットで注文した翌日に商品が届くということは基本的になく、広い国土をモノが移動して自分の手元に届くことにありがたみを感じ、物流の重要性を感じたのです。また、留学中に地域のコミュニティから食糧支援をもらった際、内定先のブランドの商品があったことも志望のきっかけになりました。こうした志望動機をより効果的に伝えるため、キャリアカウンセラーの方が、自身の経験をもとに業界知識を取り入れて話せるようアドバイスをしてくださったことが大変役立ちました。
就職活動を通じて学んだことや成長した点を
教えてください。
自分の意見を持つことや、興味のあることには積極的に質問することが大切だと感じました。内定先のコストコホールセールジャパン株式会社は新しいことにどんどん挑戦できる社風で、公募制度によって雇用形態に関わらず自分の意志で役職を目指すことができます。だからこそ、私自身も留学という新しい挑戦をしたこと、現地で自ら声をかけて友人を作ったことなどをエピソードを交えてアピールしました。そういった積極的な姿勢が評価され、内定につながったのではないかと思います。また、社会人としてのマナーや言葉遣いなどを就職活動のためだけではなく、今後の社会人生活に活かせるスキルとして身につけられたこともよかったです。
将来の目標は何ですか?
現在、すでにコストコホールセールジャパン株式会社の倉庫店でアルバイトをしています。入社後も当面は売り場の最前線でお客様に商品を提供するので、来てよかった、購入してよかったと思っていただける接客をするのが目標です。そのために日々感謝の気持ちを持ち、お客様の目線に立って改善点を見つけ、より良い売り場づくりをしていくことを心がけたいと考えています。また、物流に携わりたいという思いもあるため、将来は本社で商品の輸入手続きをしたり、自らの経験や知識を活かして海外から商品を仕入れるバイヤーとして活躍したいですね。一般的な日本のスーパーとは違うビジネスモデルや品揃えがコストコホールセールジャパン株式会社の強みなので、来店されたお客様に非日常感あふれる魅力的な商品を提供できるようになりたいです。