大学生活でどのような学修や課外活動に
取り組みましたか?
中学生の頃から銀行で働くことに憧れており、経済学科か経営学科のどちらで学ぶかを迷っていました。そこでオープンキャンパスに参加した際に先生に詳しく伺い、自分には経済学科での学びが合っていると感じて学科を決定。入学後は、人・モノ・お金・情報・時間などの動きを把握・分析し、経済社会がどのように発展していくかを学びました。その中で、大気汚染対策や食品ロス、都市部の過密化なども経済と深く関わっていると知ったことが印象に残っています。金銭的経済だけでない幅広い学びから、状況や情報の分析力、問題解決力、判断力などが身につきました。
他に、学外でもさまざまな活動に挑戦しました。特に、海外や語学への興味を生かそうと始めた韓国雑貨のショップでのアルバイトが思い出深いです。もともと得意だった英語や、韓国ドラマを見て覚えた韓国語を駆使して多国籍のお客様とコミュニケーションし、満足いくお買い物をしていただくことが大きなモチベーションに。そしてTOPIK(韓国語能力試験)も受験し、4級を取得することができました。さらにこの経験を活かし、韓国への短期語学留学にも挑戦。自由な時間が増える大学生活でしっかり目標を立てて行動し、学内外でさまざまな知識や経験を得て成長することができました。
就職活動では、どのような就職支援を
活用しましたか?
就職活動を始めたのは3年次の夏頃。銀行で働くことに憧れていた一方で海外にも興味があったため、商社への就職も考えていました。とはいえ、就職活動で大切にしたい「軸」が定まっていなかったので、キャリアサポート室でキャリアカウンセラーの方に相談することに。さまざまなお話の中で印象に残ったのは、「心と体が不健康ならば、仕事は続けることができない」という言葉でした。心身の健康は仕事だけでなく私生活にも大きな影響を及ぼすことから、休暇制度や福利厚生が整い、社内の雰囲気がいい環境で働くことを「軸」として就職活動を進めていくことに決めました。
就職活動で印象に残っている
エピソードを教えてください。
内定先である株式会社徳島大正銀行は地元の徳島県で親しまれており、私自身も幼少期から馴染みがある銀行です。私が大学に入学した頃、母が「徳島大正銀行に就職できたらいいのにね」と何気なく言ったことを就職活動の際に思い出し、徳島と大阪の2つのふるさとを持つこと、福利厚生等が整っていることなどから、私にぴったりの企業だと思いました。そこで3年次の夏にインターンシップに参加し、融資の審査についてのグループワークに挑戦。銀行業務の幅広さを知り、メンバーそれぞれの考えを話し合ったことで視野も広がりました。本番の面接では、幼少期から馴染みがあり、お客様一人ひとりへの親身な対応を実際に体験して感動したことをお話しさせていただきました。さらに、学生時代に取得したさまざまな資格からも話題が広がりました。ここで働きたいという熱意と、活発で物怖じしない性格を評価いただき、内定を得ることができたと思っています。
就職活動を通じて学んだことや成長した点を
教えてください。
もともとポジティブ思考であり、行動力もあるほうだと思いますが、就職活動を通じてそれらがいっそう向上したと思います。もちろん、何度もあった面接や面談、資格試験の際には緊張や不安を感じることもありました。その度にそれまでの準備の過程を思い出し、「自分はこんなに頑張った」「絶対にここで決める」と自己暗示をかけて成功することができ、成長を実感しました。そして、改めて強く感じたのは家族をはじめとする周囲の人への感謝です。就職活動がうまく進まなかった時には励ましてもらったり、新たな挑戦をする時には応援や協力をしてもらいました。学生生活でさまざまなことに挑戦できたのは、家族のおかげです。
将来の目標は何ですか?
銀行の業務は命の次に大切なお金を預かる厳正なものであると同時に、資金が必要な人には融資を行うなど夢を叶えるパートナーとしての側面もあります。強い責任感を持ってお客様のさまざまなニーズを金融面からサポートしていきたいですし、職場の仲間からも信頼される人になりたいです。株式会社徳島大正銀行はお客様に身近な銀行で、私の家族も長年とても親切にしてもらってきました。今度は私が職員としてお客様に顔と名前を覚えていただき、必要とされ頼られる存在になりたいです。絶えず勉強が必要な仕事でもあるため、資格取得に向けた知識や実用的なスキルもどんどん身につけて自己成長を図れるよう、目標に向かって努力していきたいです。