現在のご勤務先でのお仕事内容や魅力、
やりがいを感じたエピソードを教えてください。

社会人向け講座の企画・運営など、教育コンサルティング事業を展開するアチーブメント株式会社で営業を担当しています。
主な仕事は、経営者や従業員の方々の課題解決や目標達成に役立つ講座をご案内するコンサルティング業務です。現在、約150社、約350人のお客様のサポートしています。
この仕事の一番の魅力は、経営者の方々を支援できることです。3年前にパーソナルジムを起業されたお客様は、毎年、前年比150%の売り上げを達成されています。従業員の方々も成長され、経営者の方には「これまで自分がしていた業務を社員に任せられるようになった」と喜んでいただいています。
弊社の営業担当は、「お客様の力になりたい」という思いから、個々がスキルアップに取り組んでいます。そんな同僚や先輩に刺激を受けて私も勉強に励み、お客様に喜ばれるにはどのような提案やフォローをすればいいかを考えて行動するようになりました。それが皆さまに喜ばれ、担当している経営者の方から新規のお客様をご紹介いただくケースが増えました。また、営業目標の達成が難しかったときは、お客様に「知り合いの経営者に声をかけてみるよ!」と応援していただいたこともあります。その結果、入社1年目で社内タイトルを獲得し、月間売上や成約件数もトップの成績を納められるようになり、やりがいを感じています。
就職活動で活用した就職支援や印象に残っていること、
また、現在の進路を選択した理由も教えてください。

次世代のビジネスリーダーを目指すOBPコース(大阪商業大学ビジネス・パイオニアコース)に所属していたのですが、先輩から「就活は早めに始めた方がいい」「大学1〜3年生の間でいろいろな経験をした方がいい」と教えていただいたことです。
先輩のアドバイス通り、1年次のときに企業の合同説明会に行き、2年次からはイベントやコンテストに積極的に参加しました。また、大阪商業大学の資格取得支援制度を活用して、日商簿記検定と医科医療事務検定、ファイナンシャル・プランニング技能検定に合格しました。これらの資格は、今の仕事に直接役立つわけではありません。しかし、学業と並行して資格取得に向けて努力した経験は、何かにつながると思っています。企業面接には、練習をほとんどせずに臨みましたが、大学で多くの経験をさせてもらったので、何を話せばいいのか…と悩むことはありませんでした。
就活では、営業職に絞ってエントリーし、数社から内定をいただきました。その中で、アチーブメント株式会社に就職を決めたのは、「経営者のリーダーシップ開発の支援をしたり会社の発展をサポートしたりする事業は、そこで働く従業員の方々やそのご家族も豊かにする」という企業の思いに共感したからです。
在学中に励んだこと、
力を入れたことを教えてください。

プレゼンテーションやコンテストへの挑戦です。OBPコースでは、千早赤阪村の活性化や、プロ野球球団のオリックス・バファローズ2軍の試合の観客を増やす方法の提案など、多くのプレゼンテーションの機会をいただきました。また、「大商大ビジネス・アイディアコンテスト」にエントリーし、約600人中上位4人に選ばれたのもうれしい思い出です。
一番印象に残っているのは、OBPコースの学生として参加した大阪商業大学と中国の中央財経大学共催の「日中起業教育国際シンポジウム」です。私は、地元・津市の商店街の空き家や空き店舗を活用して、分散型ホテルを展開するビジネス案を発表しました。シンポジウムに向けては、同様の事例を調べたり、近隣の布施商店街全体をホテルに見立てて運営している「SEKAI HOTEL Fuse」を取材したりして、アイデアを形にしていきました。
準備段階で最も大変だったのは、20分間の英語によるプレゼンテーションです。先生方のサポートのおかげで無事プレゼンを終え、優秀研究報告者として表彰されたことは、大きな自信になりました。
学生時代は、このようなプロジェクトを常に2つ以上進めていました。今、計画的に仕事に取り組めるのは、プロジェクトで時間管理能力を培ったからだと思います。また、在学中、さまざまなことに挑戦し、「どんな困難も最後は乗り越えられる」「どんな難しいこともやらない選択はない」といった考え方が身につきました。仕事で果敢にチャレンジできるのは、大阪商業大学で身につけたこの考え方が活きていると感じます。
将来の夢など、今後の展望を教えてください。

目標は、今の会社で営業部門の部長職に就いて、良いチームを作ることです。
学生時代は、チームでさまざまなプロジェクトに取り組みました。何度かチームリーダーを務めて感じたのは、みんなそれぞれ得意分野があるということです。「調査が好き」「プレゼン資料作りが得意」といった個々の強みを活かしながら進めたプロジェクトでは、達成感と充実感を味わうことができました。部長になったらこの経験を活かして、メンバーが強みを発揮できるチームを作り、お客様の会社の発展をサポートしたいと思います。
(2025年取材)