大学生活で取り組んだ学修や、
印象に残っているできごとを教えてください。
アルバイトで完全歩合制の販売営業を経験しました。もともと営業職を志望していたので、営業に関わるスキルを高めるためにアルバイトを探し、挑戦を決意。全国各地の家電量販店に出張して携帯電話を販売し、売れた台数によって給料が決まる完全歩合制のアルバイトでした。私は販売チームのリーダーを務め、チームの目標数字達成に向けてメンバー一人ひとりが売る台数などをマネジメントしていました。数字を意識して営業をするという経験は、いまの仕事でも活きていると思います。大学生にとってハードルが高い完全歩合制のアルバイトに私が挑戦できた原動力は、不安や焦りでした。自分に大きな強みが無いと感じていた私は、大学在学中に自信をつけたいと思い、新しいことに次々と挑戦。一つひとつの経験が、現在の私を形作っていると思います。
就職活動で活用した就職支援や、
印象に残っているエピソードはありますか?
私が就職活動を始めたのは、他の同期と比べてかなり早い方で、大学2年生の頃です。自分自身の武器となるスキルが無いと感じていた私は、まず何より情報収集が大事だと考えました。多くの企業が出展している就活イベントに参加したり、大学の授業で隣に座った先輩に声をかけて話を聞いたりして、就職活動に関する情報を集めました。企業を選ぶ際は、仕事のやりがいを軸に選ぶ人が多いと思いますが、実際に入社して働いてみないとわからないこともたくさんあります。そのギャップを少しでも埋めるために情報収集が大切なのです。その一環で、大学の先輩に紹介してもらったり、SNSで調べて連絡を取ったりして、興味のある業界のOB訪問もしていました。就職活動を始めた当初は、人材業界の中でも求職者一人ひとりと向き合ってキャリア形成を支援する職に興味をもっていたのですが、情報収集を進めるにつれて、現職である求人広告の営業・運用に関心をもつようになりました。早めに情報収集を始めたことで、自分が本当にやりたいことが見つかったと感じます。
現在のご勤務先でのお仕事内容や、
やりがいなどを教えてください。
西日本の大手企業を対象に求人広告の営業をしています。企業の採用担当者に、求人広告掲載の提案を行い、ご契約後はその運用をサポートします。仕事のやりがいは、数字として大きな成果を残せたときに感じます。売り上げは全国の支社に広報されるので、自分の名前が全国に届いたり、その成果が給与として返ってきたりすることが、営業職の面白いところ。報酬は世の中への価値提供の対価で、その対価をいただけたときに、社会に貢献できたという実感が湧きます。また、担当している企業の人事の方がキャリアアップしたときにも、やりがいを感じます。求人広告の営業は、求職者の方と直接関わるわけではありませんが、私が求人広告の運用をサポートしたことによって、クライアント企業の採用が上手くいくようになり、担当者が評価され昇進していくことがあります。求職者のキャリアだけでなく、お付き合いしている人事の方のキャリアにも携わっているのです。
今後の目標を教えてください。
今までは、プレイヤーとして現場で営業に携わってきましたが、今後はマネジメントをして組織を構築するような立場にも挑戦したいです。私がこれまで積み上げてきたスキルなどを組織の仕組みに還元できるのではと考えています。そのうえでは、後輩とのコミュニケーションは不可欠。物事を伝えるときは、対等な目線で話すことを意識して、後輩も意見しやすい雰囲気づくりを心掛けたいです。
(2023年取材)